皆が幸福になることが私の幸福~ってか(笑)

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NHKべきおばけ、実は本当に霊のしわざ!


NHKウェブより
とり憑かれてませんか? “べきおばけ”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190729/k10012012961000.html?utm_int=all_side_ranking-access_005
2019年7月29日
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大人の「引きこもり」について上・中・下
2005.09.06ザ・リバティ・ウェブより抜粋

2005年9月号 大人の「引きこもり」について(上)
https://the-liberty.com/article.php?item_id=271


2005年10月号 大人の「引きこもり」について(中)
https://the-liberty.com/article.php?item_id=277


2005年11月号 大人の「引きこもり」について(下)
https://the-liberty.com/article.php?item_id=286


病的に引きこもる人は何かで心が傷ついている
非常に病的な人であって、「絵画などの芸術に打ち込む」「何かを熱心に執筆している」「瞑想などの宗教修行に打ち込む」というようなことではなく、ただただ、「人と会うのが嫌。外へ出るのが嫌」という思いで、どこかに閉じこもっている人もいます。こういう人は、身内や友人が買って差し入れてくれる弁当などを食べて生活しています。
そのなかには、明らかに悪霊に憑依されている人もいます。
こういう人を社会に復帰させるには、どのようにすべきでしょうか。
こういう人は、基本的に、成長して大人になるまでのあいだに、何かで心が傷ついていて、その傷口がふさがっていないのです。そして、その傷口から膿が出てくるような状態なのです。
いま、BCG(結核予防のためのワクチン)の接種は非常に簡単になっていますが、昔は、それをされると皮膚に大きな跡ができ、夏になると、そこから膿がじくじくと出てきて痛かったりしたものです。
病的に引きこもる人には、ちょうど、そのような感じで、昔、心にできた傷口があり、外界と接触すると、何かのときに、その傷口が開いてしまうのです。それが嫌で、外部との接触を避けるわけです。


このたぐいの人を癒すには絶対的な愛が必要です。
それは、その人に対して、「絶対に悪く言わない。ネガティブ(否定的)なことを決して言わない。絶対に攻撃しない」ということです。そういう人には心を開きます。
しかし、「相手の行動によって、ほめたり怒ったりする。どちらになるか分からない」という人には、身構えてしまい、心を閉ざすのです。
すなわち、心が傷ついていて引きこもるタイプについては、「絶対善意の人が出てくれば心を開くだろう」ということが言えます。
このタイプに対しては、「相手の性格なり言動なりが、現象的には、どれほど悪く見えても、『これは自分自身が既成観念でかなりやられているのだ』と思い、相手のなかから、神の子、仏の子の部分を拝み出して、相手を絶対に責めない、悪く言わない、将来を悲観しない」ということが大切です。
「この世に生まれてきただけでも、いいではないか。命があるだけでも、いいではないか。何か意味があって、こうなっているのだろう」と思い、相手を排斥しないで受け入れる人が出てくると、その人に対しては心を開くようになるのです。



そういう人が傷ついたきっかけは必ずあります。子供時代に、「親の言葉で傷ついた」「学校で友達に傷つけられた」「塾で先生に傷つけられた」など、何らかの原因があるのです。
異性によって傷つけられる場合もあります。男性なら女性に、女性なら男性に、たいへん傷つけられたわけです。
ただ、それはよくあることで、多くの人が体験することです。それを乗り越えていかなくてはなりません。船が航海に出れば傷むように、人生を無傷で生ききることはできないのです。
男性が女性をデートに誘うと必ず受け入れられるのであれば、大変な世の中になります。誘った女性は、みな、ついてきてくれる。食事に誘えば食事に来る。ホテルに誘えばホテルに来る。これは大変な世の中です。誘っても断られることがあるから、男女の“交通整理”ができているのです。


ところが、傷つきやすい男性は、最初に出会った女性から傷つけられたら、もう立ち直れません。現代の女性たちは言葉がきつく、相手が二度と立ち上がれないような、きついことを言う人だっています。そういう女性からパシッと言われてしまい、女性不信になってしまう男性がいるのです。
言葉で傷つきやすい人は女性にもいます。男性には特にセクハラに当たるとは思えないような言葉であっても、それで傷つく女性がいます。
実は、自分で自分を傷つけるようなことを考えている人が、それと同じような内容の言葉を他の人から言われたときに、感情の振幅が非常に激しくなって、こたえるようです。そういうことが原因で引きこもっていくのでしょう。
現代は文明の利器が発達していて、引きこもっていても、いろいろな情報を取ることができるので、引きこもりが可能になっている面もあります。


生きていくための力を身につける
ここで考え方を整理しておきましょう。
たいていの人は組織立った動きができ、組織の一員として仕事ができるので、そういう目で見ると、引きこもる人のことが、「明らかに異質で、おかしい」と思えるかもしれません。
しかし、「いや、それは別におかしくないのだ。もともとは、そんなものなのだ」という思いを持たなくてはなりません。
現代社会は、組織立った動きを嫌がる人を、ある程度、仕込んで、他の人たちと同様に動けるようにしてきたのです。しかし、「どうしても従わない人も一部いるのだ」ということは知っておいてください。
引きこもる人のなかには、何らかの方面で自己実現を目指していて、そのために他の人と距離を取りたがる人もいます。その事情を俗世の人は理解できないことが普通なので、その人の周りの人は、「世の中には、こんな人もいるのだ」と思ったほうがよいのです。


また、病的な意味で他の人と接触できない人もいます。そのなかには、霊障(注)と思われる人もいます。
そういう人に対して、絶対に悪意を持たず、悪いことを言わずに接することのできる人が出てくれば、その人は心を開くでしょう。
そんな人が出てこなかった場合は、おそらく、その人の世話をするのは身内ぐらいしかいないと思います。
完全に引きこもって、母親など特定の人以外とは接触しないような人は、身内のだれかに対して無言の抵抗をしている場合がよくあります。何か親子の問題なり兄弟の問題なりがあるのだと思われます。
そういう人は、母親などが生きていて世話をしてくれているあいだは、引きこもりを続けるかもしれませんが、世話をしてくれる人が死んだときには、やはり自立せざるを得なくなります。やがて、そういう時が来るでしょう。


引きこもりを事前に防ぐには、どうすればよいかということですが、子供時代に、ある程度、自立訓練をしておくことが大切でしょう。社会に出て自分で生きていけるようにする訓練を早めに開始しておくことです。
現代社会は管理社会であり、ストレスの多い社会なので、潰れてしまう人がいても不思議ではありません。
したがって、そのなかで生きていくための力を身につけることが必要です。訓練をして、“黴菌”に勝つ力を身につけなくてはなりません。世の中には、黴菌に対する免疫がなく、抵抗力のない人もいるので、「免疫をつける」ということを考える必要もあるのです。


ただ、引きこもるかどうかは、最後は各人の問題です。
繁華街などにホームレスの人がいることもありますが、「昔は、仏教の出家修行者も、あんな感じだったのかな」と思うと、そういう人を責める気が起きてこないものです。
その時代の価値観に合わない人もいますが、価値観の多様性は認めなくてはいけません。それぞれの人に、それぞれの人生修行があるのであり、他の人が窺い知ることのできないところもあるのです。 (了)


2018年7月号 「大人のひきこもり」からの再起
支えられ、やり直せる街づくり / 地域シリーズ神奈川
https://the-liberty.com/article.php?item_id=14483



2015年9月号 不登校はこうすれば解決できる
- 再登校率96%以上の支援スクールが実践する「新常識」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=9934